1.へくしょん
Ⅰ:まごころを君に
僕はロボット・怪獣・オバケ好きでして、"映画とブランコ"で連想するものは、どうしても『新世紀エヴァンゲリオン第26話「まごころを君に」』の下から撮った実写のゆれるブランコシーンとかになっちゃうんですね。
(※"映画とブランコ"、記憶は定かでないのですが、このブログを書いていたOCN Cafeで知り合いになった方、第九地区を勧めてくれた方、とのネット上での会話でこういう話になったのだと思います・2013/11/13)
でも、ああいう感じの実写(アニメでもありますね)の撮り方・使い方(厳密性を必要とする肝心のトコで"感じ"とか言い回しでごまかす言葉使ってごめんなさい。僕はそれを端的に表現する言葉を持てていないんです)って、何て言えばいいのかな?一応テンプレートみたいなものがあるんでしょうか?技法・作法として何か名前がついているというか・・・
この○○という撮影・演出方法は△△監督が初めて「◇◇」という映画で使用した。みたいな、といいますか。
でも僕は(ホントに)素直な男なんで、新世紀エヴァンゲリオン第25話「Air」は、まあ「アリア」ですよね。で、第26話「まごころを君に」はやっぱり"まごころを君に"という題名"だけ"から判断して「アルジャーノンに花束を」なのかな?と思ってしまいます。
んで、「アルジャーノンに花束を」は随分、随分前、まだ読む前、友達にあらすじを聞いて(ネットなんて、庶民レべルではまだどこにもない頃です)、「え!?それ『レナードの朝』じゃん」と思ってしまった記憶があります。
※いまだ 、あ、ゴミね、あいつね、で、「アルジャーノンに花束を」いまだ読んでません。20180822。
※同文。20220217。
あと、僕にはやっぱり、ブランコは基地のフェンスですね。
つうても、その向こうは日のあたるだだっ広い芝生の公園で、決して禍々しさの象徴ではないんです。
Ⅱ;マハリクマハリタ
んでもって次回の東宝~は「キングコング対ゴジラ」(昭和37年公開)です。
「キングコング対ゴジラ」です。
読んだ時のリズムの落ち着きってのは重要なんでしょうな。
「マジンガーZ対デビルマン」とかは別に互いの対決があるわけではなく、共闘、互いにエールを送るって感じだったけど、これは当然戦うんですな。つうてもまさかアンギラスのようにキングコングがゴジラにあえなく敗北ってことはできないだろうから、何となくグダグダな結末を想像もしてしまいますの。ゴジラがヒールでキングコングが何となくいい奴になるんですかね。
それはそれ、あまり事前情報を仕入れることなく二週間後を楽しみに待ちましょう。
そーいえば、僕が子供の頃はドーム球場なんてなかったので、雨が降るとプロ野球の試合は中止になり、したがってテレビでの野球中継も中止になりました。
で、新聞のテレビ欄には「野球の試合が中止の場合は○○を放送」と前もって表記してありましたが、そこに「グレンダイザー対グレートマジンガー」の文字を見つけた時はもう大変でしたねぇ。
是非、観たかったですねぇ。当時はビデオとかも一般家庭にはまだまだ普及してませんしねぇ。
「吹けよ風、呼べよ嵐」と、エロイムエッサイム、エコエコアザラク、うらみはらさでおくべきか、などなど僕が知りうる限りの呪詛の言葉を駆使して野球の中止を願いましたねぇ。
ま、その甲斐もあってか、その日は一日中いい天気でした。
※念願かない、数年前に「グレンダイザー対グレートマジンガー」はネットでみました。「マジンガーZ対デビルマン」共々現在持っていません。20220217。
Ⅲ:?
さて明日は待望の(つうほどでは正直ないですが)東宝特撮映画DVDコレクション第8号「キングコング対ゴジラ」(昭和37年公開)の発売日です。
とりあえず前回の「ゴジラの逆襲」に収録されていた予告編以外の事前情報は目にしないようにしておりますが、コングさんやっぱり美女を握って高層ビルに登っちゃったりするんですかね。
あれ?でも当時の日本の高層ビルといったら何だ?霞ヶ関ビルか?
え~と、日本最初の地上高100メートル越えの霞ヶ関ビルは昭和40年の3月に起工と。
つうことは映画公開当時はまだ影も形もないですな。←これ調べちゃいました
つまり昭和37年の日本にはまだコングさんが登れるような高層ビルはなかったと。
ただコングさん・・・
そこんとこよくわかりません。
とりあえずぞの天守閣を挟んで睨み合うコングさんとゴジラさんの写真を見ましたが、天守閣のてっぺんが互いの胸のあたりです。ということで、天守閣に登って「絶景かな×2」とコングさんがやるのは無理っぽいです。ちなみに東京タワーはすでにたっていたんでしょうが、大きさのバランスからいって、東京タワーにコングさんが登っても小学校の運動場にあった"のぼり棒"をよじ登ってる感じになっちゃうような気もします。
あと著作権だか肖像権だか知りませんが、今回のマッチメイクにあたってコングさんの権利関係はどうなっていたんだろう?どこかに大枚叩いたのかな?ま、とりあえず"無知"のまま明日を楽しみに待ちましょう。それが一番。
Ⅳ:今は昔
ちょうど昭和30年くらいに日本経済は戦前の水準を回復(「ゴジラの逆襲」の頃)、そこから高度成長が始まったわけですが、まだまだ当時の日本国(昭和20年8月スタートとして)は大して高いビルもない"これから"の若い国だったんですね。
で、"これから"の"それから"”は東宝特撮映画DVDコレクションを買い続ければおいおいに浮かび上がることでしょう。
特に昭和46年公開の「ゴジラ対へドラ」とかね。
なんとなく。
もちろん"これから"の"それから"も「今は昔」ですけどね。
Ⅴ:ちょっとメタボなゴジラです
結論からもうしますと、コングさん、浜美枝さん演じる桜井ふみ子さんを握り締め国会議事堂におのぼりになられました。が、いかんせん身長と建物の差がたいしてなく、これまた運動場の朝礼台にのぼった校長先生のような感じではありました。
その後、コングさんは麻酔で眠らされ、世紀の一戦を行なうためにゴジラさんが待つ富士山麓に防衛軍のヘリで輸送されます。もしや極東の島国には自身を満足させる高層ビルがないことに業を煮やしたコングさん、そのまま富士山登山に挑むんじゃないだろうなという考えが一瞬頭をよぎりましたが、さすがにそれはありませんでした。
さて試合開始です。
口から放射能をはくという、口から火を吹いたプロレスラーのザ・シークさんも真っ青な悪逆非道ぶりを誇るゴジラさんに、何故か帯電体質になったコングさんは相手を触って感電させるという小技で対抗、両者拮抗したまま最終的にはもつれあって海中に没して試合終了となりました。
その直前に"お約束"の熱海城天守閣破壊シーンも盛り込まれていましたが、もう完全に"お約束"、ちょっと「いらぬ殺生を」感も漂いました。
んで、付属ファイルを読むと、この映画ははっきりと昭和33年のプロレス世界選手権争奪戦「ルー・テーズ対力道山」にちなんだ怪獣王座決定戦な娯楽作として製作されたみたいです。
まあゴジラさんが世界的大スターだったから組めた試合だったんでしょうね。
両者リングアウトな結末はちょっと残念な気もしますが。
もしかしてアレですか?アレは建築的には何て名称なんでしょう。あの国会議事堂の中央の塔。アソコのあの形に惹かれてコングさんのぼっちゃった?エンパイア・ステート・ビルのてっぺんのように見えんこともないと。あ、そういうことか?
と思いきや、この映画公開の2年後にホテルニューオータニ本館が建てられるまでは、国会議事堂が建物自体としては日本で一番高かったそうです。
で、やっぱりアメリカの映画会社に大枚叩いていますね、5年契約で8千万円ですって(この年の大卒初任給1万8千円くらい)。だからこの契約が切れる前にということで、よく見たら昭和42年に「キングコングの逆襲」が製作されています。
※兄弟共血縁関係一切なし、ゴミ処刑、と思ってますよ。高島忠夫さんの話。20180821。
さて、どこでそうなった?
最初の「ゴジラ」は一級の娯楽作品だとは思うけどコレとはちょっと質が違うよな。
アレは真面目に嘘話をやっていたけれど、コレは嘘っぽく嘘話をやっている。
やっぱり前年公開の「モスラ」や本作が来るべき怪獣映画の"子供向け"への転換点なのかな?
そこらへんはまだよくわかりませんな。
やっぱり高度経済成長で人々の生活がだんだん豊かになって嗜好するものも変わり、怪獣映画の位置づけが変化したのかな?単に何作も作り続けているうちに、自然とそういう流れになっていったのかな?
もちろん昭和40年代になるとテレビの「ウルトラマン」とかからのフィードバックが大きいんだろうけど。
Ⅶ:まだまだ続く「キングコング対ゴジラ」話なのであった
やっぱりコングさんこの映画製作にあたってアチラの映画会社から「顔の造形を本家と変えとくれ」つう注文を受けていたみたいです。だから「キングコング対ゴジラ」に出てくるコングさんは、厳密にはアチラのコングさんとはよく似た別の生き物なんでしょうね。
どっちにしろ架空のバケモンじゃねえか、なんてせつないコトはいっちゃ嫌。
※このブログ、会員制は迷惑ですよ、あ、大迷惑として、まとめてゴミ(処刑)で、ユニコーンね。ダダ漏れでヨロシク。20180822。