記憶たよりにダラダラと。

あのね、今日朝散歩しててなんでか思い出したんだけど、司馬さんの坂の上の雲、の旅順要塞攻略戦。
の、司馬さんの小説では、この人の登場で劇的に戦況が変わるんだけど、児玉源太郎さん。
ま、そもそもですが(笑)。
が、ベトン?コンクリートで厚く覆った、マシンガン、という言い方かな?、銃砲の配置、何か言い方ありましたよね?も完璧なロシア軍の近代要塞に、日本軍はとにかく生身での突撃を繰り返し、「兵士が出征の時、行き先が旅順とわかると途端に暗くなる」と言われていた頃の旅順、の、第六軍?何軍でしたか?の本営に督戦に来た時の話。
児玉さんは参謀部長?大山巖さんのすぐ下という階級でしたか?たしか自ら階級を下げたんですよね、その役職につくために。

※このあと佐々淳行さんの『東大落城』を読んでいたら、児玉さんのことが会話として出てきて、『秦野章警視総監は、こういう。「年次もヘッタクレもあるか。こういう時は適材適所、総力あげてやるんだ。佐々君、児玉源太郎をみてみろ。日露戦争のとき、陸軍大将なのに少将職の参謀次長、買ってでてるだろう。あの精神でやれや。こういうのを”降格抜擢”ってんだ」』20180926。

が、満州軍(※旅順方面軍の、ですね。同上)の参謀の方たちと。

「なんでこんな砲声も聞こえないような後方に本営があるんだ」「その時々の戦況に判断が左右されないためです」「バカヤロウ、おい、お前、今すぐ前線に行き戦況を報告しろ。さっさと行け」

「ところで、お台場の20ンセンチ?インチ?の大砲(榴砲?)と海軍の戦艦の砲塔を要塞攻略の為、旅順攻略軍に回してもらうことになっていたはずだがどうした?」「そんなもの必要ありません」「あ」「そんな砲弾では敵要塞のベトンは撃ち抜けません」「あ、我が陸軍所有の砲弾では撃ち抜けないから海軍に頼んだのではないか。それらの砲弾なら確実に撃ち抜けるということは専門家の判断ではっきりしている」「こんなことで海軍に頭をさげるのは陸軍の恥辱です。それに海軍が協力するとも思えません」「あ、そもそも当初の計画になかった旅順要塞を攻略することになったのは、海軍が要塞に守られた湾内から出てこないロシア極東艦隊を陸上から攻撃してほしいと頭をさげてきたからではないか。彼らもバルチック艦隊が現れる前に何とかしたいと思っているのだ。協力しないわけはないし、その協力を同じ日本軍として快く受けるのは当然ではないか。それが陸軍の恥辱になるわけはないだろう」

「動かせません」「あ」「お台場の砲は巨大すぎて移動は無理です」「すでに到着している、あとは設置だけだ、との報告を受けているが。海軍の砲塔も同様だ」「設置できません」「あ」「お台場の砲は巨大すぎて固定できないのです」「あ、コンクリートで固めれば大丈夫との報告をお前は読まなかったのか」

「威力が強すぎます」「あ」「それらの砲弾は威力が強すぎるため、我が兵士にも砲撃の被害が及ぶかもしれません。そのような危険な砲を使うわけにはいきません」

と、ここで、児玉源太郎さん、目の前の参謀の徽章を手でもぎ取り、涙を流し。

「人殺し共が」
「おい、テメエら、帝国陸軍は貴官らを陸軍大学校に学ばせた。それはいかに兵士の被害少なく目的を達成するかの方法を研鑽させるためで、貴官らを栄達させるためではない」

「たしかに、我が砲弾は玉石共に砕くかもしれん。だがこの方法なら確実に旅順要塞を落とすことができるのだ」

「貴官らの無能のため、無益に命を奪われ続けている最前線の兵士たちのことを考えろ」

ちょっと作りましたが、玉石共には我が身の不徳ですが、殺るぞ。

発酵打算私述方向(すいません)。

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