ジュンスカバクとカスもとり
[※で、ですね、これ司馬さんの文章読むとたまに感じるオトナの部分と言うか、「人間の集団」56ページ“中国人は毛沢東氏の出現を「聖人出ヅ」と受けとっているということを外して中国の事情を理解することはできないと私は思うが、これ(※ざっくり、その他は魔王毛沢東と受けとっている)は政府側が間断なくおこなっている宣伝の成果であるとは思えない。大衆というのは、どの人が老苦力であるかということが、日本人が西郷をいまなお愛しつづけているように、感覚でわかるのである”、とお書きになられています。
(※この注も12月)(※俺が、禹ということを外して、現在の事情を理解することはできない)
(※用ない、いまなお、居続けている、あれこれ指示)(※いまなお、食っている)
で、その前のページに、これがアジア的"聖人"の定義かもしれませんが、“苦力の生活は、人間以下のものであった。仕事はつらく、賃銀(金ではない)はやっと生きられる程度しかもらえず、明日に希望がなく、国の政治に何の期待ももてない。そういう状況の中で、苦力は聖者をつくるのである。心がやさしくて聡明な老苦力をえらび、その老苦力の仕事をみなで分担し、老苦力をひとり遊ばせておき、遊ばせておくことに集団の重大な意味をたがいに感じあうのである。重大な意味とはどういうものかということになると、私もうまく説明できない。”とあり、ま、筆者の司馬さんがうまく説明できないものを俺が説明できなくても何の問題も(笑)。が、今なら司馬さんが説明できない理由は「何故なら本当のことが言えないから」だと思いますが、これ、明らかに、違う何かの話ですよね。俺が言う…いや、これ、人間、みんなですね、何故にこの人の世に王権ができたのか?の一番正しい見方なのかも。そして今も残る王権の実態。(※ただ、檀君神話の流れで考えて、王権の実態は、大統領、かもしれませんね。商王も大統領。で、禹も網膜。これ◆もう‐まく【網膜】マウ‥眼球壁の最内層。多数の視細胞が並び、これに視神経線維が分布。視細胞は光の刺激を受けて変化を起こし、これが大脳皮質に伝わって視覚となる。視細胞には杆体(かんたい)細胞と錐体(すいたい)細胞とがあり、錐体細胞は網膜の中央に多く集まって最も鋭敏に光を感じる黄斑(おうはん)を作る。視神経が入ってくる部分には視細胞がなく、この部分では見えないので、盲点または盲斑という。[広辞苑第六版より]
(※司馬さんから「この世界は君のものだと言われましたが、あきらかに意味合いは“アパートの管理人”でしたけどね。これかな◆cáre・tàker《公共施設・家屋などの》管理人,差配人;世話人,後見人[リーダーズ英和辞典第2版より])ま、だから老苦力。俺が書いてる“でくのぼう”とは何となくイメージが一致し、やめときゃいいのに現実政治に口を出して案の定中国社会に大打撃を、とは持っていけますが、“毛沢東の主導によるプロレタリア文化大革命は、後世の歴史家から紀元前の秦の始皇帝の焚書坑儒以上の政治悪としてあつかわれてゆくにちがいない。イデオロギーというものは、まず国内の人間を選別して「悪」を創作し、その者を殺すか、痛めつけるか、屈辱をあたえつづけることからはじめるもののようである。”おっちょこちょいと魔王。この二つは、まったく質が違いますよね。だから、こう一方で、“中国人は毛沢東氏の出現を「聖人出ヅ」と受けとっている。大衆というのは、どの人が老苦力であるかということが、感覚でわかるのである”、みたいなことを書きつつ、“毛沢東の主導によるプロレタリア文化大革命は、後世の歴史家から紀元前の秦の始皇帝の焚書坑儒以上の政治悪としてあつかわれてゆくにちがいない。”本音と建て前、油断したところに?快心の一撃。司馬さん大人だ甘くないぜ、みたいな(※頑張って読んで下さい(笑)。これ“このままなら”焚書坑儒以上の政治悪としてあつかわれてしまうだ)。しかし]
◆劉少奇。中国の政治家。モスクワに留学し、1921年中国共産党に入党。労働運動を中心に革命運動を指導。人民共和国成立後、国家副主席、59年首席。文化大革命で批判され、党籍剥奪、一切の公職から追われた。
(1898~1969)。◆59年毛沢東辞任に伴い国家主席に就任、65年国防委員会主席となった。社会主義建設についての重工業優先、技術優先、エリート尊重などの考え方は次第に毛沢東と対立するにいたり、66年からの文化大革命で「資本主義の道を歩む党内最大の実権派」「中国のフルシチョフ」として徹底的な批判を受け、68年10月の8期十二中全会で正式に党から除名され、党内外のすべての公職を解任された。69年監獄につながれ、失意のうちに病死、80年3月1日五中全会で名誉回復。で。
司馬さんは「草原の記」の中で、"毛沢東のあとを承けて国家主席になった劉少奇"と表現されています
◆承【一】①受けて、それをいただく、従い守る②受けつぐ、ひきつぐ③次第④たすける⑤ふせぐ、【二】とどめる。また、こりる⇒懲
[※そう毛沢東路線を受け継いだ劉少奇さん][※李承晩さん]