グローブさんは本当に家族ですもんね。それ以外のいわゆる寄生小室ファミリー全員ゴミっつうことで。文責おれ。
で、歌詞カードじゃなく耳聴きなので、不正確ですが、BOØWY最期のスタジオアルバム「サイコパス」収録曲の"
Fantastic
Story"
いらないジャミング、飛べないイカロスたち
パンドラの箱の中で抱き合って眠れ
錆びついた悲しみで人形に変わる
Fantastic
Story
バッカスはいつものように酒をあびるだけ、手当たり次第にかまわずからんでゆくのさ
"He
is mad…","Shush!(しーっ!)"
誰も気づかない
Fantastic
Story
この街はいつもこんな夢をみてるとてもミステリー
過ちを人はいつも重ねるだけそんなヒストリー
え~“過ちを人はいつも重ねるだけそんなヒストリー”、司馬さんキーンさん共著の『世界の中の日本』の新刊紹介コーナーの『伝わらなかった真実』。もう俺が事実無根の大間違いを書きまくっている可能性も大アリなんですが、気にせず突っ走ろうと。ただ、“とっくに休刊になっていたように思われる”の“ように”、がすごく重要な気がして、というか、“だからぶつかるとしたら俺とヒムロックだしさ、初めはすごいぶつかって、音楽的にも人間的にも、とりあえず、このバンドでこいつが一番嫌いだ、みたいな。目も合わせない時もあったしさ”の、“こいつが一番嫌いだ”、は置いておいて、やめるやめぬの議論、も置いておいて、というか、“初めはすごいぶつかって、音楽的にも人間的にも”はやっぱり本当で、ただそれは“やめるやめぬの議論”ではなく、バンドでいかにいい音楽を創りあげるかだった、ということではないかと。でもそういう意味での喧々諤々は当然ですよね。集団で真剣に何かを創りあげようとするのならば。もちろんそのまま空中分解もあり得たんでしょうけど、“議論は議論、実行は実行、と考えている”。これは布袋さんが、というよりも、バンドとしてでしょう。だってバンドだし、自分らでそれぞれ歌って弾かなきゃ(笑)。だからこそBOØWY“全体の印象には、もって六尺の孤を託(たく)すに足るような重さがある。”
“やめるやめぬの議論”“ふたりの口舌の徒の空論”“かれ(ら)の頭上を通過するのみ”“かれ(ら)は頭を垂れて黙々と編集”“[かれ(ら)は]にこにこと印刷屋に出かけ”“出来あがった雑誌を袋に入れ”“いちいち上書きを書いて発送”。
“やめるやめぬの”“ふたりの口舌の徒の空論”、これは司馬さんと俺かな(笑)?で、それをみなさん布袋(ほてい)のような微笑をうかべて聴いている(笑)。ま、口舌の徒にいい意味があるかは知りませんが、BOØWYには悪い意味での口舌の徒は一人もいなかったことはライブ音源を聴いてくだされば、すぐわかります。映像もありますし。[※大声では言えませんが6人の頃のブートもかっこいいんですよね。]
でですね、ちょうど80年代後半から90年代にかけるこの頃が、世の中の状況がひたすら悪くなっていく時期だったのだろうと思うんです。だからあちらこちらに“十”を刻み付けるためのある種国家プロジェクトとしてBOØWYは存在していたのかな。歌詞や曲もプロジェクトとして持ち寄って。みたいに思ったこともあったんです。が、“刻みつける”はあると思うんですけど、たとえば“裏に戦いが存在した”を念頭において[※禹・Uが実在した、でもいいです]、TMネットワークのシングルを並べて聴いてみてください。でも、歌詞や曲も持ち寄って、それはないですね。“いちいち上書きをして”。この近代説話だって小説書いているのは御本人ですから。小説(説話でも)にもポピュラーミュージックにもある種の型はある、当然それを使って、という意味合いだと思います。俺はそもそも布袋さんの大ファンなのですが、3コード、循環コードとかを使っての布袋さんの作曲の凄さは普通にわかるのではと。ちなみに、やめるやめぬの議論をしてるのは氷室さんと布袋さんではない、では氷室さんとBOØWYの誰なのだ?というわけではおそらく全くなく。そもそも昭和36年の文章ではありますが(笑)[※そしてひっくり返せば63年]。
で、“全体の印象には、もって六尺の孤を託(たく)すに足るような重さがある。”六尺の孤の意味がそもそもわかってませんけど、“託“の字を電子辞書(新漢語林)で調べると…。
◆託(常音・タク/字音・タク《(入)薬》)❶よ-る(依)。たのむ。たよる。また、たのみ。[請託]
【プラス】[世説新語、徳行]既以納其自託、寧可以急相棄邪。(既以[すで]に其の自託を納(い)る、寧ぞ急を以て相棄つべけんや。)➡すでに頼みを引き受けたのであれば、どうして危なくなったことを理由に捨て去ることなどできようか。
❷ことづ—ける(ことづく)。❸よせる(寄)。身を寄せる。寄寓する。❹ゆだねる(委)。まかせる。「付託」、❺かこつ—ける(かこつく)[※(笑)カッコつける。流れはぴったりと。]。ことよせる。「仮託」「神託」
[国]かこ—つ。なげいて言う。うらんで言う。[名前]たく・より
[解字]形声。言+乇(音)。音符の乇(タク)は、屋内などに身を寄せる人の象形。他の事実に寄せつけて言う、かこつの意味や、ゆだねるの意味を表す。
❷ことづ—ける(ことづく)
❹ゆだねる(委)。❺ことよせる。とかにも国家プロジェクトな感じは漂いますけど、やはり…
既以納其自託、寧可以急相棄邪。すでに頼みを引き受けたのであれば、どうして危なくなったことを理由に捨て去ることなどできようか。
一番の核はこれだろうなと。あ、そうそう。上書きに関しては逆に…例えば司馬遼太郎さんにはどうも司馬遼太郎名義でない小説が存在するようですが、布袋さん、だけじゃないですけど、御本人名義でない曲がどれくらいあるんだろう、という方に興味があります、日本国内だけでなく。80年以降の、70年以降かな?のレノン・マッカートニーも多そうですけど。ビートルズとしてかな(笑)。で、ちなみに俺は、言いはりだしたのは最近ですけど、俺が子供のころ、80年以降、我が家の裏の長屋に住まわれていた“アベさん”はジョンレノンさんだった。そのころの誕生日、突然母にビートルズのアルバム『HELP!』をプレゼントされましたが、あれは実はレノンさんからだった。レノンさんは母方の親戚かも。だから俺なんとなく歌声似てるとか(笑)。