福島旅行記


1.前口上から

2011年の7月後半、僕は一泊二日で福島の友達のとこへ遊びに行きました。

その後、8月2日から9月18日にかけて、そのときのことをツイッターに連載?しました。
これはその時の会話を中心にまとめたものです。

しかし、これは基本的に僕の記憶をもとに書いていて、このとおりの会話をした、とはとても言えません。
また、そのような会話は確かにしていますが、その会話をした場所を変えるなどの"編集"を意図的におこなった部分もあります。(それらの改変はツイッターの制限文字数に落とし込むという意味もありました)

何より重要なことは、これは震災から4か月後です。
まだまだ混乱が収束していない、情報が錯綜していた時期です。

当然、友達と二人で震災のことと共に、原発事故に関する話をしています。
しかし、もちろん、二人とも一般人、原発についての素人です。
(もちろん、友達は原発の事故以来、福島市の住人として原発の事故と向き合い続けていたわけですが)

これらは、そんな時期の素人どうしの会話だ。
それを念頭において読んでほしいです。
(これはもともとツイッターに分載したものだ、も)


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そして、その時期ははっきりしないんですが(2012年の夏頃だったと思います)、こういう文章を書きました。

「今、僕は福島の原発事故についてこう思う」

この考えは今も変わっていないので、時期は逆になるのですが、それをまず再掲?します。
あと、今回、文章の変更、追加も少しおこなっています。
そのまま、では決してありません。


僕は、原発は徐々になくなるほうにいくほうがいいな、と思っています。

ただ、「福島は危険だ」とか、そんな馬鹿な、とも思います。

もちろん、この事故の影響に対して安心しすぎるのは危険だと思います。
なにより現実に危険な場所が、それこそ、これから長い間立ち入りがむずかしい場所が現実に存在する。
それは事実です。

しかし「福島は危険だ」とか、そんな馬鹿な。

なんとなく、僕のクセとして、〇〇は〇〇、みたいなのには違和感を感じます。
当然、〇〇は〇〇な現実も世の中にはあるのでしょう。
しかし今回の事故に関しては、「正確に怖がろう」という言葉がいちばんしっくりきます。
怖がり所さえ間違えなければ、現実の福島は何の問題もなく暮らしていける環境だと思います。

「正確に怖がろう」

そのためにも、正確な情報の発信と受信がとても大切になるだろうと思います。
正確な情報を発信できる専門家の方の役割がとても大切になると思います。
もちろん素人の僕には何が正確な情報か、自力で判断することはまず無理です。
だから、専門家が出した正確な情報を、それが正確な情報であると判断できる専門家の役割もとても大切になる、そう思います。

しかし、これは結局、素人は個々人が「この人が正確な情報を出している」「この人が正確な情報を紹介している」と自分の直感で判断するしかない。そう言っているのと同じだ、と自分でも思います。

とどのつまり「この人の言うことを信用しよう」と、それぞれがそれぞれに思うことにすると。

「誰が正確なことを言っている?」

もちろん、これは専門的な知識がない素人にとっても、長い年月が答えを出して解決することなんでしょう。
しかし問題にすべきは今。
だから今は「この人の言うことを信用しよう」とそれぞれがそれぞれに思うことにする。

で、僕が信用することにした人の意見をきき、判断した結果。
それが、"怖がり所さえまちがえなければ、現実の福島は何の問題もなく暮らしていける環境だと思います"です。


ただし、真逆の判断をする素人も多いでしょう。

素人にとっては、この問題は感性の問題になるのかも(笑)

まあ、それぞれの話を聞いていれば、もう事故から一年以上ですし、それを聞いていれば、だいたいわかりそうなもんだ、と僕は思います。
しかし、それも僕の感性かもしれません。

ただし、最近は僕と同じ感性の人の声がめだってきたかな?という気もします。
めだつ、ではなく、ふえた、なら、感性の問題ではないですね(笑)


とはいっても、一度事故がおこってしまうと、(たとえば)実際にはどれだけ安全だとしても、結局は周囲の大勢の人達が生活を壊され、多大な苦難に直面することになる。
これは絶対に避けられないでしょう。

原発というものの宿命かもしれません。

だから僕は素人考えで、原発は徐々になくなるほうにいくほうがいいな、と、思っています。







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