1.カムパネルラ?


ねえカムパネルラ

僕は猛烈に目が悪いんです。
眼鏡はあるんですが普段かける気がせず、コンタクトはめんどくさい。
日々ボンヤリとした日常を暮らしております。

もちろん夜も摩天楼(というほど都心には住んどりませんが)の明かりにかき消され、星なんかみえません。な~んもみえません。

そんなある日の夜の事、友達にバス釣りに誘われました。

僕は、ほとんど釣り自体をしたことないし、もうちょっとしたら寝ようかな?という時間です。
そんなこんなで渋ってましたが、無茶苦茶強く誘います。
「そもそも釣り道具持ってないし」という僕に、釣りの道具などは全部自分が用意すると言います。
もう根負け半分、それならばと誘いにのりました。

んでもって車で二時間ほど、とんでもない千葉の山奥の(たぶん)ダム湖につれていかれました。
そこはまったくと言っていいくらい人工の明かりがなく、月や星の光を頼りに釣りの開始です。

が、まったく釣れません。そいつは何匹か釣ったけど僕はまったく釣れません。
だんだん飽きてきました。

ところでバス釣りってあんな日が変わったばかりの真夜中からするものなのだろうか?
夜明け間際が釣りにはいいって話はきいたことあるけど、夜明けまであと何マイル?
あいつ、彼女と別れたばかりだったのが何か関係してたのかな?

さて、バスは全然釣れないし、かなり飽きてきた僕は"どこまでルアーを飛ばせるか?”とか段々やることが趣旨からずれてきました。そんなときグッと釣竿に確かな感触!ついにきたか!?

やりました!釣りました!

地球を。

からまった釣竿を友達にわたして色々試しましたが、どうしても外れず、そうこうしてるウチに釣り糸が途中から切れてしまいました。

あらあら。

「切れた糸とか釣り針とか結構なゴミだよね」
そう言いながら僕はヤレヤレと腰をおろしました。
「じゃ、お願いね」

そうなんです。僕は何もしません。できません。やろうとも思いません。友達に仕掛けができた釣竿を渡されて釣るだけです(だから面白くないんだという正論は僕目が悪いんでよくわからないんです)

だから友達が仕掛けを作り直してくれてる間、やることないんで寝っころがって夜空を見上げます。

びっくり。

満天の星空。
もう凄い星空。
目が悪くても関係ない、もしかしたら目が悪いからこその天から降ってくるような星空。
するとスゥーと夜空を横切る一条の光。

「あっUFO!
「人工衛星だろ」

へ~あんなにはっきり見えるんだ。まてよ?こちらから向こうの光が見えるのなら、向こうからこちらの光は見えるのかな?そういえばアポロ宇宙船からベトナム戦争のマシンガンの光が見えたって話あったかな?

「ねえ、まだ(仕掛け)できないの」
「そんなすぐできねえよ」
「釣りってめんどくさいね」
「・・・・・」

違います。何かしゃべってないと耐えられないんです。そいつとの間に流れる沈黙に・・・ではありません。満天の星空にです。吸い込まれて、落っこちちゃいそうな星空にです。

「銀河鉄道の夜」で孤独な少年ジョバンニが、唯一の親友カムパネルラと一緒に銀河ステーションから銀河鉄道の旅に出かけたケンタウル祭の夜もこんな空いっぱいに星がく夜だったに違いない・・・


「ねえカムパネルラ」

と、初心者の僕のためにルアーを吟味して仕掛けを作り直してくれてる友達に思わずそう言いそうになります。

もちろんホントに言ったらそろそろ怒られちゃうので間違っても言いません。




重いコンダラ

そういえばアニメ「巨人の星」のOP。

さすがに僕も再放送でしか観たことありませんが、あの歌の冒頭"思いこんだら、試練の道を~""思いこんだら""重いコンダラ"だと思ってた人間が僕のまわりにも結構いました。

では"コンダラ"とは何なんだ?となると「知らん」となりますが。
もしくは、今もあるんですかね?グラウンド整備に使う巨大な円柱形の石。引っ張って回転させる奴。あれの正式名称が"コンダラ"ではないのか?とか。

まあ人間誰しも、もちろん僕も、自分でも気づかないうちに(気づいたらそもそも間違いようがないので当たり前ですが)妙な思い込み・カン違いをしちゃってるってこと結構あるんでしょうね。


さらにそういえば童謡「あめふり」の歌詞”雨雨ふれふれ母さんが、蛇の目でお迎えうれしいな~”の"蛇の目"とは果して何なのか?で友達二人の間で喧嘩寸前の激論が交わされたこともありました。

でも今ならネット検索でこういうの簡単に調べられるんですよね。
ほんと使い道さえ間違えなきゃ便利で結構な時代です。
さて"蛇の目"を検索・・・

おお!!
二人とも間違っとる!!

よかったな、殴り合いに発展しなくて。



スピード

スピード。
景色が流れるスピード。
一番いいのはやっぱり徒歩かな?
まあ徒歩だとあまり変わり映えしない景色ばかり見ることになるけど、僕は10~20キロくらいなら別に歩いてもいいですよっつう人間なので。

たまに電車で知らない街までいったり。
そこからテクテク。

道、迷っちゃってウロウロ。
日、落ちちゃってオロオロ。

つうても知ってる景色に戻ってきた瞬間の、あの何とも言えない快感を味わいたいために、わざと道に迷ってるフシも僕にはあるんですけどね。

それに歩いてる時って考えごとしてる時なんですよね。
いろいろ閃いたり考えをまとめたりには僕的には徒歩のスピードが一番いいんでしょうね。
部屋にこもってウンウン唸っているよりも。



ねえカムパネルラ

いやべつにたいした話じゃないんだけどね。なら書くなって話なんだけどね。でも書くんだけどね。あのね。もしね。そのうちね。地球が破裂したとしてね。いやべつに破裂しなくてもいいんだけどね。とりあえず人類が地球に住めなくなったとしてね。いやべつに住んでてもいいんだけどね。こう。遠い将来かもしくは近い将来。そこんとこ僕にはよくわからないんだけどね。人類が生活の場の空間として宇宙空間に進出したとしてね。まあ地球から離れて人は生きていけんのか。つうアレもあるけどね。いやべつになくてもいいんだけどね。ま。そんときね。その宇宙空間で暮らす。いやべつに宇宙空間でなくてもいいんだけどね。よその惑星とかでも。で。そんときね。彼ら彼女らに一日って概念はあるのかね。とね。ほら。結局。今の一日24時間つうのは思いっきり地球さんの都合に振り回されているわけじゃん。が。地球から離れたらもうべつにそんな地球の融通きかないわがままに付き合う義務は人類にはなくなるわけじゃん。もう何時が朝で何時が昼で何時が夜なんて人それぞれでいいわけじゃん。自由で。でも。おそらく。それじゃ。それがどんな規模でかはわからんけどその彼ら彼女らが地球外に構成するだろう社会は正常には成り立たないわけじゃん。いや。べつに成り立ってもいいんだけどね。今の東京とか大都市はある意味成り立っているから。が。成り立たない。に。しないとこの話が続かないので成り立たないわけじゃん。んで。結局。宇宙のどこに行っても人は一日24時間の暮らしを律儀に続けるのかね。とね。もう人類はどっぷり24時間の魔力にやられてしまっているのかね。とね。

どうおもう?

んでね。生理的には一日25時間だっけ。どうだっけ。ん。そもそも"""""""時間"という概念がそもそも地球と太陽の腐れ縁にお付き合いさせられているのか。とね。やっぱり。人は地球からは永遠に逃れられないのかね。とね。

どうおもう?

いやべつにまったくおもわんでいいんだけどね。

ところで。平成二十二年九月十五日午後三時三十分七秒。てのは。お昼かね。夕方かね。まあ。ただの。午後かね。それとも。昼下がりの。午後かね。

どうおもう?

いやべつにまったくおもわんでいいんだけどね。



速報

炊飯器に残ってたご飯で巨大おにぎりを作り、一気に食べたところ、現在、笑っちゃうくらい胸がくるしい。まじで、笑っちゃうくらい胸がくるしい。が、ここで重要なことは、たしかに笑っちゃうくらい胸がくるしくはあるのだけれど、なんといっても、くるしいので、笑えない。まったく、笑えない。たんに、くるしい。



人生ニューウェーヴ

はい、いきおゐのみでお送りさせていただいております、とりあえず、Andy Warholさん、の、方法論を日本空間に持ち込んだのだ、いやい、と、いいはろうかと、も、思っております。



が、あお、おあ?それ、ニューウェーヴ関係なくね?とも、思います、というか、何も、関係ない。
というか、まず、僕が、ここで問題とすべきは、Andy Warholさん、の、方法論、て、何、?て、ことなんですね、まったくわかりまへん、が、Andy Warholさん、の、方法論、を、一切知らづに、Andy Warholさん、の、方法論、と、ゐいきるのが、なんだか、とっても


人生ニューウェーヴ


つまり"in other wordsi love U
だから地球と月、45億5千万年離れがたいんでしょう



ねえカムパネルラ

そういえば最近、カムパネルラて言葉に妙にはまっちゃったのさカムパネルラ。口に出すとこれがまた気持ちいいのさカムパネルラ。まじで止まらないのさカムパネルラ。どうしてくれるんだいカムパネルラ。君のせいだぜカムパネルラ。責任取っておくれよカムパネルラ。さては賢治君、音読しながら「銀河鉄道」書きやがったな、とも、おもうわけさカムパネルラ。

つまり、おれはひとりの修羅なのだカムパネルラ。

ま、これは関係ないのさカムパネルラ。ま、そういうわけなのさカムパネルラ。
ねえカムパネルラ、どうおもう?て、どう思う?て、どう思う?


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